建築営業の魅力!!年収は高いがきつい?資格は?

建築の営業と聞かれると皆さんはどう感じますか。


ゴリゴリの営業や長時間残業、高いノルマがあるなどあまり良いイメージが無いという方へ

建築営業の種類を知ってもらい押さえておきたい所や魅力を解説していきます。



建築営業の仕事内容とは?


△民間工事の建築営業

民間工事の建築営業は、地権者(地主)にマンションなどを建ててもらうよう提案する仕事です。


地主にむけて営業をする仕事ですから、基本的にお客様は資産家の場合が多いです。

また、一度賃貸マンションを建てれば簡単には元に戻せませんから、契約にいたるまでには時間と労力がかかります。

さらに新規のお客様なので、精神的にも疲れますし、営業力もいります。


しかし、一度信頼を得ることができれば、紹介も得ることもできます。


ベテランになれば人脈も増えていくので、最初は大変でも慣れて経験を積めばやりがいのある仕事です。

地主は、自分の土地の上に何千万~何十億という建物を建てることになります。


また、自分の家を建てるわけではなく、基本的には賃貸マンションなどの投資用物件を建築します。

収益が見込めないと誰も建ててくれませんから、マーケティング力が問われます。

不動産の収益をどうやって出していけば良いか戦略も立てないといけません。

さらには、「収益還元法」など収益の見込みを算出する方法も知らないといけません。

オーナー側からすると、知識も経験もない営業社員の話はなかなか聞く気にならないでしょう。

常に勉強し、資格なども取っていきながら、信頼を勝ち取る必要があります。



公共工事の建築営業

公共工事は原則的に入札によって施行業者が決まります。

入札関係に強くなる必要があり、常に入札情報をチェックし、自社で勝てるかどうか調査します。

新規の顧客を取るような仕事ではない代わりに、建設及び入札について深い知識が必要です。


入札には参加資格が設定されていることがあり、どの案件でもいいというわけではありません。

最新の情報を入手し続けます。さらに申請書類の書き方も、慣れるまでは時間がかかるでしょう。

しかし、民間工事の建築営業と違い、営業力は問われません。


問われるのは、根気と知識です。

また入札の申請書類は細かく規定が決まっていますから、おおざっぱな仕事をする人には難しいでしょう。

こつこつと仕事をし、情報収集や細かい仕事が得意な人に向いていると言えます。



△建築営業の仕事の魅力

建築営業は、民間工事と公共工事のどちらも普段からの地道なリサーチ力、情報収集が必要になります。


簡単に仕事を取ることができないので、はじめのうちは苦労するでしょう。

しかし、成功したときの喜びはその分大きく、また成果主義の分野ですから歩合も他の業種よりも大きくなります。

民間工事の建築営業でしたら、仕事を続ければ営業力もつきます。

営業は経験がものをいうことも多く、最初は失敗ばかりでもその失敗を糧に続けていくことが大切と言えます。

年収に関しても、他業種よりも高く設定されている傾向にあります。

かつ、成果主義ですので、頑張って成約すればするほど給料は高くなります。

公共工事の建築営業であれば、他の営業職に比べて営業力は問われませんが、その分知識が問われます。

そのため、勉強が得意な人や知識欲のある人にお勧めです。

もちろん入札に必要な書類を集め、自社にあっている入札情報を仕入れる必要がありますから、根気もいるでしょう。

落札できれば、その喜びもありますし、何より自分の狙った数字、狙った金額で落とせるようになれば、仕事の喜びも増えていくでしょう。

予測して動く仕事ですから、その予測が当たれば当たるほど、仕事が楽しくなってくる、それもまた公共工事の建設営業の魅力です。


△建築営業するならこの資格

建築営業するなら、宅地建物取引士(宅建)の資格を保有しておくと有利です。

また、ハードルは高いですが、不動産鑑定士の資格もあれば、明確な事業計画書を作成することができます。

オーナーやクライアントも納得させやすいでしょう。

宅地建物取引士(宅建)について詳しくはこちら


△建築営業の平均年収

建築営業の平均年収は、中小企業で平均400万円、大企業ですと500万円以上が多いです。
年代が上がるにつれて年収も増える傾向にあり、実力があれば会社の規模にかかわらず年収1,000万円も実現できます。


△「しんどい」と言われる理由

不動産全般に言えますが、休みが少ないです。

会社としては休日でも、担当物件のオーナーから要望や相談があれば休日出勤もやむを得ないでしょう。

さらに入札の仕事は期限があるため、間に合わない場合は残業や家に持ち帰っての仕事もあります。

努力がすぐに実るわけではなく、時間がかかることも多いですから、どうしてもしんどく、きついと言われます。

ただ、その分成功した時や、一度波に乗れば、その喜びも人一倍感じられるでしょう。



まとめ

建築営業は通常の個人の家などに比べて動くお金が大きく、最初はハードルが高いですが、その分一度信頼を得れば、他にお客様が流れることも少ないです。


高い給料だけに囚われずに、仕事に集中することができれば、大きな成果を残せるでしょう。

向き不向きはあるかもしれません。

20代から稼ぎたい!!結果を出して人材価値の高い営業として活躍していきたい!!とお考えの方は、建築営業に向いていると思います。


今後のキャリアプランをお考えの方も、今の環境に満足できないという方は、建築業界で築いた営業力やマーケティングスキル、予算管理能力など多くの経験を持つ。

これは、次のステップへ向かうことができるといえ、引き抜きなど好条件で自由な働き方が見えてくるかもしれません。